■ まずは、とにかく教科書を読みなさい。
これをお読み頂いている皆さんがそうだと言うわけではないですよ(笑)。
初めにそうお断りしてしておきますが、「自宅で何をどうやったらよいか分からない」と言ってこぼす生徒さんの多くが、「何をやったら」以前に、そもそも殆ど何もそれらしいことをやっていないという例を沢山知っています。
これ、ホントの話です。
こう言ってくる生徒さんに、「じゃああなたの教科書を見せてごらん」と言ってこれを開かせると、大抵恥ずかしそうな顔をして、時には「私、教科書は綺麗に使いたいから、あまり書き込みしないで、その分はノートに沢山書き込んでいるの」などと言います。
じゃあ、そのノートを見せてごらんと言うと、今度はもう聞こえないフリをしたり、「今日は都合が悪い」などと言い出すこともありますから、こちらの方も怪しいものですよね(笑)。
で、結論ですが、勉強の仕方なんて、生徒の数だけ違いがあって当たり前ですから、この場合、それを一つずつ数えてどうこう言うべきものではないと思うのです。
そんなことを言っている間に、さっさと教科書を開きなさい、マーカーを持って太字のところに線を引きなさい、分からない言葉が出てきたら欄外や巻末を参考にしてもう一度読み直してみなさい。
私は、大抵こう言います。
それでも尚分からないところがあるでしょう。
出来れば、そういう時には、教科書以外のもの、例えば参考書や辞書などでもう一度確認してみたら、或いはここで疑問が解けるかもしれません。
それでも分からないところはどうするか?
それを解決するのが塾なんですよ。
宜しいですか。塾の勉強の効果を2倍にも3倍にもするためには、まずは自分で行うこのような作業が大切なんです。
難しいことではないですよね。
「教科書をよく読みなさい」
自宅学習の基本その1もその2も、まずは、このポイントにあるということを忘れずに、今日からやってみてください。
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