中学の勉強は、質も量も速度も、小学校のそれとははっきり異なるということを知る!
中学に入ってここでの勉強の波に乗り損ねてしまう子には共通する要素がいくつかあります。
その一つは、小学校時代には比較的勉強(テストや成績)がよくできたことありがちな、ある種の錯覚或いは油断です。
小学校の授業はその多くが基本的に目の前の単元に集中して臨めばよいのですが、中学は、「小学校の勉強で理解できているという前提」の上に成り立っています。そのため、仮に小学校の単元で十分理解できていなかった、消化不良気味であった、なあどといった場合、それは中学進学後すぐに「目の前の勉強がわからない」という現実になって現れます。
そんな時、小学校時代に比較的出来ていた子たちは「あれ?どうして中学の勉強がこんなに難しいんだろう」「なんでわからないんだろう」という、それまであまり経験しなかった現実に向き合うことになります。
もともとが[比較的]であっても、それなりにできていた子であるならば、ここからしっかりやり直すことは十分可能ですが、しかしそうのんびり構えてもいられません。中学の勉強の進度は小学校のそれよりも随分と速いですし、教えてくれる先生も科目ごとに異なりますので、そのクセ如何によっては、まずそれを乗り越えなくてはならないという、それまで小学校時代にはあまり経験しなかったステップをここで踏み、そして乗り越えていかなくてはなりません。これが結構大変(と、毎年みんなが言っています)。
小学校時代に比較的勉強が苦手だった、または好きではなかった、自宅学習の習慣もあまりなかった、そういう子たちはもっと大変です。
いくつか例を挙げてみます。
小学校時代に真剣に語句や漢字の学習に取り組んできなかった子は、中学の各科目の教科書に書いてある文章や語句をすらすら読み進めません。
読み進めず、当然語句一つずつの意味も理解できず、ひいてはその文章が何を言っているのかの文意を正確に掴めませんので、教科書がまるで暗号を集めたわかりにくくイジワルな冊子にしか見えず、さてこれをどうやってわかりやすいものにしていこうかという気分を相当部分ここで奪ってしまいます。こういうことがほぼ全ても科目で言えます。
数字の扱いでも同じことが言えます。
ここで一つ二つ質問です。
お子さんは正しく早く筆算ができますか?
面積や体積を正確に計算で出せますか?
信じがたいかもしれませんが、毎年何割かの子がこうした基礎的なことが満足にできないまま中学に進みます。
ACSアカデミーの新中学1年生対象の準備講座は、しかしこうした問題を広範囲にわたって劇的に解決するものではありません。それは正直、無理な話です。
しかし、中学進学後、これまで多くの子がすぐに躓いてしまってきたものがなんであるのかを私たちは知っています。それをどう捉えるか、何をどう対処すればいまここにある問題を解決・改善できるかを知っています。それを今から中学進学の日まで鋭意進めていくのが、この準備講座です。
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